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暖気運転はエコなのだァ~!

最近バッテリ上がりを作業して気になることがある。

営業車などディーゼル車のエンジンをかける時 お客さんにお願いすると

何も気にせずにすぐにイグニッションを回すのだ。


ほとんどのディーゼル車にはグロー(余熱を与えてかかりやすくするもの)がついている。

イグニッションを2段回すとメーターパネルにいくつかのランプが点灯する。

そのまま三秒ほどするとニクロム線みたいなランプが消灯するのが判る。

これがグローであり、このグローが消えたらエンジンスタート!なのだ。

冬の時期でバッテリが怪しい時(使用年数が三年以上)はこのグロー点灯を三回繰り返してかけるようにしてる。

さらに、エンジンがかかっても実はアフターグローが働いていて、エンジン回転を安定させている。

昔のディーゼルにはチョークみたいに回転数を上げるレバーがあったが、

それを引かないと、ガタガタガタッとものすごい振動で真冬の朝は何度もかけ直ししたものだ。



最近接見した何人かは、そのグローを知らないのか、すぐにクランキングしていた。

ビックリ驚きである。その辺を全く知らないんだろうか?

ディーゼルにはガソリンエンジンにある点火プラグが無く、圧縮で燃料を着火させているので、

このグローで余熱させるとよりかかりやすくなるのだ。


余談だが、エンジンがかかってもアフターグローが働いているので、発生電圧は少し低い状態になっている。

だから、エンジンがかかってすぐにエアコンやヘッドライトを点けて走り出すのは、

バッテリーにかなりの負担をかけているのだ。


バッテリーを長持ちさせることはエコに繋がるんだとしたら、

ディーゼル車の暖機運転は、絶対にエコなのだァ~! っと断言したい!!