初恋かァ～

＜40年位前の話なので、どこまで覚えているか。そして誤魔化さず書けるかである＞


あれは小学2年生だったと思う。仲良し4人でいつも遊んでいた。

私と村上は男子、ヒロコとヒロミは女子 の4人組み。

遠足の写真や写生会の写真もいつも一緒に写っていた。

ヒロコもヒロミも気さくで明るい女友達で、遊んでいて楽しかったのだ。


突然ヒロコが転校する事になり、寂しいと言う気持ちを初めて自覚した。

転校してからは、仲良し4人組みは解散してしまった。


もしかしたら、ヒロミが転校してもそう思ったかもしれないが、解らない。


それから8年ほど経って、高校受験で○○高校に合格した翌日、ヒロコから突然電話が来た。

『○○ヒロコと言いますが、、、』「え！？あ～俺だけど」とかなんとか言ったと思う。

動揺して、何を言っているのか解らなくなっていた。

『合格おめでとう！』「え！？ あ～ありがとう」としか言えなかった。


だけど今考えると不思議である。

両親の離婚で苗字と引越しをしてる私である。　どこで電話番号を知ったのだろう？

どこで調べたんだろう？　って 不思議でたまらない。


もしかしたら、私を好きだったのでは？ とも考えたが、確かめようがないので解らない。


今電話がかかってきたら『俺さー。お前の事好きだったんだぜ』って言えるんだけどなァー。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－－多分言えると思う－－