腕が無い!
怖い夢だった。
誰かに右腕を切り落とされて目がさめた。
夢で良かったァ~! 俺の右腕は? ん? 動かない! って思い左手で右腕を探したが........。
あるべき位置に腕がなかったのである。
腕が無い! 俺の右腕が............。やっぱり、夢じゃなかったのか?
時計を見ると夜中の2時だ。 これって牛水時?
ちょっと冷静になって、左手で右腕を探したら、あった!
腕を枕代わりに頭を乗せている。
だが感覚がまったく無い!
感覚のない腕を持ち上げてみるとかなり重いと感じる。
や!やっぱり! 俺の腕は切り落とされたのかァ~!?
っと思った瞬間! ドサッと胸に腕が落ちてきた。
感覚の無い腕は息が詰まるほど重く、絶望感で涙が出そうになった。
右腕をさすりながら、落ち着け落ち着くんだ っと言い聞かせると、右腕がジンジンしてきた。
なんて事はない、腕が痺れすぎて感覚が無くなっていたのだ。
そこまで気づくのに随分時間がかかった。
そしてジンジンはガンガンと痛くなってきたが、その痛みは心地よく
痛みが引く前にまた眠ってしまった。
今思うと本当にくだらない夢だった。 だけどその時は真剣に驚いたのだった。――― おしまい ―――
誰かに右腕を切り落とされて目がさめた。
夢で良かったァ~! 俺の右腕は? ん? 動かない! って思い左手で右腕を探したが........。
あるべき位置に腕がなかったのである。
腕が無い! 俺の右腕が............。やっぱり、夢じゃなかったのか?
時計を見ると夜中の2時だ。 これって牛水時?
ちょっと冷静になって、左手で右腕を探したら、あった!
腕を枕代わりに頭を乗せている。
だが感覚がまったく無い!
感覚のない腕を持ち上げてみるとかなり重いと感じる。
や!やっぱり! 俺の腕は切り落とされたのかァ~!?
っと思った瞬間! ドサッと胸に腕が落ちてきた。
感覚の無い腕は息が詰まるほど重く、絶望感で涙が出そうになった。
右腕をさすりながら、落ち着け落ち着くんだ っと言い聞かせると、右腕がジンジンしてきた。
なんて事はない、腕が痺れすぎて感覚が無くなっていたのだ。
そこまで気づくのに随分時間がかかった。
そしてジンジンはガンガンと痛くなってきたが、その痛みは心地よく
痛みが引く前にまた眠ってしまった。
今思うと本当にくだらない夢だった。 だけどその時は真剣に驚いたのだった。――― おしまい ―――