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妙なのは、お客さん?私?

前にも書いたかもしれない.....が、いいや! 今思い出して今書きたいんだもの!!


サービス業なので本当に色んな人と接客するんです。

恐い人、そっち系の方、あっち系の方 様々ですが、今回はあっち系の方の話


「オタク」っていますよねェ! ゲームやアニメなど様々ですが、そんなお客さんでした。

どちらかと言うと男はオタクに近い人が多いかもしれない。

私だって若手からしたらある意味オタクなのかもしれないが.........。


その依頼内容は簡単だった。

ライトの消し忘れでのバッテリが上がり!

新人を乗せて研修してたんだが、そのお客さんと接客してすぐ『変わってるなァ~』っと気付いた。

車のダッシュボードにガンダムのキャラクターが並べられていて、

『アッ!ガンタンクだ!!』っと言った途端

「そうなんです!こっちがガンキャノンでこっちがホワイトベース!!」

-----------------------その名称を知ってる私も十分にオタクか?-------------------------

『ヤバ!こいつのスイッチはこれかァ~!』

するこのお客さん、目を輝かせて熱く語り始めた。

「今 ガンダムを操縦できるんですよ!」ってきたもんだ。

はァ~?って言えば良いのに『な、何それ?』っと言ってしまった。

彼のマシンガントークを3分ほど聞かされて、さークライマックスって時に話の腰を折った。

仕事の話にうまく切り替えたのだ。

が、彼は興奮収まらい様子で口をモゴモゴしている。

チラッと新人を伺うと、下を向き笑いを堪えて体が小刻みに震えていた。

大成功!! っと心の中でガッツポーズ!!


    ---^私は見本になる先輩じゃない。 悪い見本である。 こんなオヤジになるなよ!----


作業も終わって、帰りがけ『さっき、何言いたかったの?』って振ってみたら.......。

妙なカードを出して目を輝かせて出してきた。

カードには『地球防衛軍 東北本部○○体長』みたいな文字が見えた。

これはやっぱりマズイ!っと、次の依頼があるかのように現場を離れる事にした。

新人は笑いを堪えてハンドルを握り、お客さんに最後のお礼をしたその時

『○○さん!彼 敬礼してますよ!!』っと言うので彼を見ると

『エ!?まさかァ~!!』本当に、きっちり直立不動の敬礼で見送ってくれた。


いやァ~驚きでした。 そして、あの時の彼に『本当に、ごめんなさい!』っと言いたいです。

反省もしてます。 が!

多分ダメなんですなァ~。 また何処かでやっちゃいそうなんです。

だって、性分なんですもん。


志村けんの『変なおじさん!』ならぬ『妙なおじさん!』なんでしょうか?