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ガスが来たァ~!風呂に入れるゾ~!!

4月2日の午前中にママさんからメールが来た、待ちに待ったガスが我が家に開通した連絡だ。

震災から22日ぶりである。

女性陣は友達の家や親せきの家でお風呂に入っていたが、

私は『絶対に自分家の風呂に入りたい!』っと意地を張っていた。

他人家でお風呂を頂くというのは気がひけるし、やっぱり自分家の風呂が一番だし


仕事を終えて待ちに待ったお風呂に入った。

多分声を出して泣いてしまうかもしれない!っと思っていたが、

不思議と普段と変わらずに湯船につかっていた。

感覚的に元旦に入る『初風呂』みたいな感じで、それ自体はいつも通りでなんら変わったことじゃない。

気持ち良かったことには違いない。いつも以上に気持ち良かったハズなんだけど.........。

ただ、今までの疲れが緩んだのかどっと疲労感が出て遅くまで起きていられなかった。

おかげでぐっすり寝ることができて、やっぱりお風呂の有難みを実感した。



東京から来たお客さんが『高速バスで来仙したけど、震災をあまり感じない!』っと言われた。

それもそうだ。街中はほとんど被害が無いし復興も早い。

だが、30分も海側に車で移動すると次第に景色が変わってくる。

45号線の七北川近くでは、家の二階部分が川の真ん中に流されていて、

瓦礫やゴミが散乱している。

七北川沿いの土手道を蒲生方向に進むと、瓦礫やゴミの数が増してくる。

そして、又立派な屋敷を思わせる瓦屋根の家が川縁に流されていた。

屋根には赤いペンキで『OK』っと書かれていた。

信号は機能しておらず、警官が手旗信号で通行車両に注意を促し通行規制していた。

蒲生一帯は壊滅的状態で、海岸線は同じく全てが瓦礫の山に見えた。


お風呂に入れても素直に喜べなかった理由があの景色にあるのかもしれない。