ZZR600 最高!

ZZR600 ソロツーリング モトブログ 旧道大好き

幼稚園の運動会

下の娘が年長さんの頃、幼稚園の運動会に行った時のお話。

天気が怪しく、雨が降ったりやんだりのちょっと肌寒い気候だった。

子供たちはワイワイキャーキャーと楽しそうですが、親としては大変です。

カメラを構えたり、ビデオカメラを持ってあっち行ったり、こっちへ移動したり

さらに、おとうさんといっしょ! なんて競技があって

子供をおんぶして、帽子(赤と白になる)の取り合いをする、騎馬戦みたいな競技でした。

うちの子は、1個も取らずに『キャーキャー』言いながら楽しそうでした。

肌寒かったはずが、汗ばんでくるぐらいキツかったんだけど、これはまだ序の口だったのでした。


おとうさんのリレー! と言う競技に出る事に、、、、。

『フジ組とゆり組のおとうさんは、こちらに』「ひめゆり組と○○組のおとうさんは、こちらに並んで下さい」と言われるまま、ざわざわと並び始めた。

少子化の影響か? 15隊15の2組しかいない。

『このままの順番でよろしいですか?』と言われ「シーン」としてると『それでは、この順番でお願いします』となった。

後を振り返ったら誰もいない。『ヤバイ!俺アンカー? マジでェー』となってしまった。

我がチームを一番後ろから眺めてみた。なんか、足の速そうな人がいないようだ。

敵のチームは、見た目だが若いおとうさんが多いようで、アンカーがサッカースタイルでチィラッと目が合った。

「これは、相当ヤバイぞ!」と感じた。「だが良く見ろ、我がチーム。私の前で結果は出てるだろう!」

などと考えが頭の中をかけめぐる。


幼稚園のグラウンドは小さい為、走るコースのカーブRがきつくて大人では走りずらい。


スタートして案の定、転倒者が続出でその度に『ワァー』『キャ~』と大爆笑になってる。

なんでだろう? リレーって、イや、競争するって事で『負けたくない』と思うのであろう。

いい感じで、抜きつ抜かれつを繰り広げている。『かなり ヤバイ!』

私の前のお父さんが、2位で走っていたが、相手の方がまたしてもスッ転んだ。

1位でアンカーの私にバトンが渡された。『絶対に負けられないゾォ!!』と右足を力強く蹴った。

ビーンっと右太もも裏側が攣った。『痛でェー だが負けられない』左足を踏ん張った。

バッキーンっと両足が攣った。足が上がらない状態で走るしかない。

後からすぐに追いつかれたが、絶対にINコースは開けないぞ!必死で走った。

後の奴に蹴られ、つつかれながらも、懸命に走り 1位のまま倒れこむように ゴール!!



もうその後は覚えていない。ただ歩けないくらい痛くて、帰宅後はシップの嵐だった。

ビデオを見た。私は金ちゃん走りを実演しるようだと恥ずかしくなった。顔は切羽詰っている。


この日の夜は、家族が大爆笑になり、とても痛い、痛いが楽しい夜になったのだある。