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リフレット№2(メイプル指板)

前回にちょっと紹介したストラトのネックです。
フェルナンデスのピンクボディーに元々付いていた物なんですが、なにかと難ありで一筋縄ではいきませんわァ!
ただ木取りが良いのか鳴りがすごいのと、ロットがちゃんと機能しているので何とか生かしたい!
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/bananaroad/20010101/20010101001450.jpg前回軽く指板修正してたので、今回はフレット溝修正から。

アクリル板にRを付けてカットした物を全てのフレット溝に挟めてェ~っと!
タグのボコボコにエポキシを流し込みます。そのまま2~3日乾燥させます。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/bananaroad/20010101/20010101001500.jpgフレットワイヤーのRを調整!

フレットワイヤーは300Rになっている。おそらくこの辺が基準なんだろう。
だが今回のネックは240Rなので、手曲げで調整せねば!
色々と試して有り合わせの物で240Rの曲線を描きました。(多分230R位になってると思うが....)
半径24センチの円が240Rなので、その一部が描ければ良しだ!
画像は判り難いが微妙にRが違う。この微妙なRが命取りになるんだそうだ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/bananaroad/20010101/20010101001510.jpgせっかちな私は全部打っちゃいました。
実はここで大きな失敗があります。フレットのタグ処理をしないまま1フレットを打ってしまったのだ。
小一時間ほど悩みましたよ!一回抜いてやり直そうか?ってね!
でもこのまま行っちゃえ~って割り切って作業続行です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/bananaroad/20010101/20010101001520.jpgやはりすり合わせが必要でした。
フレットのエッジを揃えてからカタカタを調べたら、高フレットにバラつき見られました。
打ち込んでいる時に気になった箇所を覚えていたらビンゴです。
15フレットまではカタカタが無い自分でもビックリ!
20フレットあたりのカタカタを最小にしてから全体をすり合わせしました。
だけど取れないんだわァ~このカタカタが!何度も目視で反りの確認しながら根気強くサンディングです。
3時間もスケールでカタカタしてはすり合わせの繰り返しで気が狂いそうになり、ダメ元でフレットを磨いてボディーに組んじゃいました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/bananaroad/20010101/20010101001530.jpgエッジは最近流行のサークル処理?
弦高とチューニングしてから恐る恐る弾いてみたら.....あら不思議!ビビリはほとんどありません。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/bananaroad/20010101/20010101001540.jpgいやーこのネック良いわァ~!
まだ塗装もナットも仮状態なれど、この弾き安さは満足です。
ただねェ~!一晩置くと変わる場合があるのよ!ネックだって木だもの生きてるんだもの!
そんな思いもあってすり合わせを完璧にしないまま様子見したんだけどねェ!
今日はちょっと弾きこんで、明日の朝ご機嫌を伺うことにします。