ちょっと怖い話③
アキラ君の怖い話も今回が最後か!
以前アキラに『どの様に見えるの?』と聞いたことがあった。
「輪郭が見えて、その内側は砂の嵐です」とアキラ言う。
テレビ番組が終了すると画面が砂の嵐になる。あのように輪郭の内側は見えるそうだ。
そして、ものすごい脱力感が襲ってくるんだと。
アキラは昔、某自動車メーカーの製作工場に働いていたことがあったそうだ。
ワンルームの独身遼が無料で使用できて、生活環境は良かったと聞いた。
その独身寮は、10階建てのベランダがない安いビジネスホテルの様だと言っていた。
アキラの部屋は8階にあって、その日は非番でテレビを見ながらゴロゴロしていたそうだ。
何の前触れもなく突然ズーンと脱力感に襲われた。
『また来たァ~の か?』『何処だ?何処にいる?』、、。『居た!まどの鉄格子に手だけが、、、』
その建物の窓は、鉄の格子がはまっているだけなので、人が外からは絶対に侵入できない。
上からも下からも、窓枠にぶら下がることは不可能なのだ。
その手は、窓枠の下の方に現れ、左右交互にゆっくりと上ろうとしていた。
気が遠くなるぐらいゆっくりとした動きで上がろうとしている。スーっと動くとジーと動かないのである。
アキラはものすごい脱力感を感じながら、その場にヘタレ込んで気を失ったと言う。
後から聞かされたそうだが、その建物で以前に飛び降り自殺があったそうだ。
アキラはその後、その会社を辞めて里帰りをして来たのだった。
---思い出しながらでも、怖かった。おーコワ---
以前アキラに『どの様に見えるの?』と聞いたことがあった。
「輪郭が見えて、その内側は砂の嵐です」とアキラ言う。
テレビ番組が終了すると画面が砂の嵐になる。あのように輪郭の内側は見えるそうだ。
そして、ものすごい脱力感が襲ってくるんだと。
アキラは昔、某自動車メーカーの製作工場に働いていたことがあったそうだ。
ワンルームの独身遼が無料で使用できて、生活環境は良かったと聞いた。
その独身寮は、10階建てのベランダがない安いビジネスホテルの様だと言っていた。
アキラの部屋は8階にあって、その日は非番でテレビを見ながらゴロゴロしていたそうだ。
何の前触れもなく突然ズーンと脱力感に襲われた。
『また来たァ~の か?』『何処だ?何処にいる?』、、。『居た!まどの鉄格子に手だけが、、、』
その建物の窓は、鉄の格子がはまっているだけなので、人が外からは絶対に侵入できない。
上からも下からも、窓枠にぶら下がることは不可能なのだ。
その手は、窓枠の下の方に現れ、左右交互にゆっくりと上ろうとしていた。
気が遠くなるぐらいゆっくりとした動きで上がろうとしている。スーっと動くとジーと動かないのである。
アキラはものすごい脱力感を感じながら、その場にヘタレ込んで気を失ったと言う。
後から聞かされたそうだが、その建物で以前に飛び降り自殺があったそうだ。
アキラはその後、その会社を辞めて里帰りをして来たのだった。
---思い出しながらでも、怖かった。おーコワ---